JE1TNL History (2)

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しばらく追っかけよりは移動中心の運用に。
今までは平日の夜は職場の寮でゴロゴロすることが多かったが、夜な夜な高速に乗っては遠くは浜松や下田まで移動する日々が続いた。

独立開業のため、2007年6月に静岡の職場を退職。
約3ヶ月ではあったが、平日の静岡移動は終わりとなってしまった。

再び追っかけ中心の運用になったが、そろそろ自宅のSATのANTが非力に感じていた。

ルーフタワーを建ててのグレードアップも考えたが、自宅は山の南側斜面の中腹。
屋根に上げたANTが山側の隣家の2階くらいの高さになってしまうのだ・・・
ルーフタワーだと、どうしても隣家に近くなってしまい圧迫感を与えてしまう・・・
ベランダなら海側で、敷地の中央に近い。しかしベランダに設置するとステーが張れない。

いろいろ考えた末に「はしごタワー」のスタイルにすることに。

JE1TNL Hashigo No.1JE1TNL Hashigo No.2

近くのホームセンターで怪しい材料を大量に買い込んできた。
設置のための「足場」パイプではなく、足場パイプそのものがはしごタワーになるのだ(笑)

JE1TNL Hashigo.No.3JE1TNL Hashigo No.4

ベランダ全体を取り囲むように足場パイプを設置。ベランダの壁に押し当てるように組んでいく。
もちろん、ワイヤーステーなどで下方向にも引っ張るように固定する。

JE1TNL Hashigo No.5JE1TNL Hashigo No.6

4m長の2本の足場パイプ(48.6mm径)ではしごを形成。ローター台とベアリング台を固定する。
尚、マストにも同じパイプを使用した。
アンテナは第一電波の10elx2/15elx2にグレードアップ。
材料に足場パイプを使用したことにより、マストの仮固定が非常に楽に行うことが出来た。

JE1TNL Hashigo No.7JE1TNL Hashigo No.8

滑車を用いて徐々にマストを引き上げていく。
ベアリング台から突き出たマストは約2.5m、以前の5elx2/10elx2に比べ約2m高くなった。
HFのCP-6はベランダの逆サイドに同じ4mの足場パイプで固定した。

このグレードアップで、移動局のパイルアップではかなり優位に立てるようになった。
ただし写真のように裏手に山が迫っており、特に北〜西では20度以上の仰角を要した。
見えないものは仕方なし・・・

極悪のロケで始めたSATではあるが、ようやく他局と同じ土俵にあがれるようになったというところか・・・
SATではJCCとJCGを追いかけるようになっていたが如何にチャンスを無駄にしないかが課題になった。

このベランダを取り囲んだ足場パイプ・・・
本来は「鳥の落とし物」からベランダを守るために屋根を取り付けるという大義で家族の許可を取り付けたのだが・・・(大汗)

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